顔の目立つ部分にニキビができてしまった、今すぐ治したいと思った経験がある人も多いのではないでしょうか。
ニキビに効果的な薬は塗り薬から内服薬まで様々販売されています。
この記事ではニキビやニキビ跡に効果的な薬を10選ご紹介していきます。ニキビのでき方やできてしまった位置によって効果的な薬は異なるため、適したものを選ぶときの参考にしてみましょう。
ニキビによく効く薬の選び方
- ニキビの状態に合った成分を選ぶ
- 「第2類医薬品」「医薬部外品」を選ぶ
- 薬のタイプで選ぶ
ニキビの状態によって効果的な成分は異なるため、適した成分のものを選ぶ必要があります。
また、使用方法によって副作用を引き起こす可能性のある第2類医薬品や、効果が緩和でドラッグストアなどでも簡単に手に取ることができる医薬部外品などがあります。状態によって薬の種類を使い分ける必要がありますが、ニキビの薬と言っても塗り薬から服用するタイプまで様々です。
こういったポイントを押さえながらニキビによく効く薬を選ぶことが重要です。では実際にニキビに聞く薬の選び方を詳しく見ていきましょう。
ニキビの状態に合った成分を選ぶ
ニキビの状態 | 作用 | 成分 |
---|---|---|
白ニキビ・黒ニキビ | 殺菌 | イオウ イソプロピルメチルフェノール クロルヘキシジン レゾルシン |
赤ニキビ | 抗炎症 | アラントイン イブプロフェンピコノール グリチルリチン酸ジカリウム アラントイン |
黄ニキビ | 抗生物質・皮膚科 | オキシテトラサイクリン ステロイドなど |
白ニキビや黒ニキビは汚れや皮脂の過剰分泌で毛穴が詰まってしまうことが原因として考えられます。
こういった状態は炎症が起こる前の状態なので、皮膚が清潔に保たれるように洗顔や保湿をしっかりした後にアクネ菌などの菌が繁殖を防ぐために殺菌効果のある薬を使いましょう。
赤ニキビはすでに炎症が起きている状態で痛みや痒みを伴うことがあります。それを抑えられるような抗菌作用のある薬でニキビの改善を目指します。
黄ニキビは赤ニキビが悪化した状態で、延焼していることに加えて化膿している状態です。ニキビの状態の中で最も症状が重いため抗生物質などの強い薬を使う必要があります。
自己判断で薬を使用するとさらに悪化する可能性もあるため、皮膚科への受診をおすすめします。皮膚科では、ドラッグストアなどでは販売されてない強い薬を処方されるため、使い方を厳守してニキビのを改善しましょう。
ニキビの状態によって効果的な成分が異なるため、上記の表を参考に薬を選ぶことが早期改善への近道です。
「第2類医薬品」「医薬部外品」を選ぶ
項目 | 内容 |
---|---|
第2類医薬品 | 副作用や相互作用で安全性上の注意を要するもの |
医薬部外品 | 「治療」を目的とし、有効成分が厚生労働省に認められている |
ニキビ薬の種類は主に「第2医薬品」と「医薬部外品」の2種類です。
まず、第2類医薬品は副作用や相互作用で安全性に注意があるため使用方法を守ることが重要です。比較的効果の高いものが多く、早くニキビを治したいという人におすすめの薬です。
一方医薬部外品は治療を目的としていますが、予防にも効果的です。配合されている成分も薬の種類によって異なるため、選ぶ際にはよく確認しましょう。
薬のタイプで選ぶ
タイプ | 効果 |
---|---|
塗り薬 | ニキビが出来た部分の抗菌・抗炎 |
漢方・サプリ | ニキビができやすい原因にアプローチ |
内服薬 | 抗炎・抗菌 |
ニキビ治療には塗り薬か飲み薬があります。
塗り薬は市販で買えるものも多く、ニキビが出来た部分に直接塗布することでアクネ菌の抗菌をして炎症を抑える効果があります。
飲み薬は2タイプあり、やや悪化したニキビの治療に使われるのが内服薬です。
抗菌・抗炎症効果がある漢方やサプリは、ニキビができやすくなってしまった体質を改善していく効果に期待できるでしょう。
ニキビの状態とは異なる誤った薬を使用すると、効果を十分に感じない、治るまでに時間がかかることがあるので十分確認しましょう。
ニキビにおすすめの塗り薬5選
塗り薬を選ぶ際にはニキビの状態に合わせて、効果的な成分が配合されているものを選びましょう。
その際、副作用や相互作用の注意がある第2類医薬品なのか、治療または予防を目的とした医薬部外品なのかよく確認することが大切です。
では、ニキビに効果的な塗り薬5つを詳しく紹介ます。分類・価格・容量・代表的な成分といった基本的な情報から商品の特徴を見ていきます。
イハダ アクネキュアクリーム
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 16g/880円 26g/1210円 |
容量 | 16g、26g |
代表的な成分 | イブプロフェンピコノール、イソプリピルメチルフェノール |
ニキビの炎症を鎮めるイブプロフェンピコノールとアクネ菌を殺菌するイソプロピルメチルフェノールが有効成分として含まれているため、しっかり効果が出ることに期待できます。
加えてノンステロイド・弱酸性・ノンアルコール設計の肌に優しい低刺激設計が大きな特徴です。
使い心地もべたつかずさっぱりしていて大人ニキビに最適で、塗るとすぐに透明になるのでメイクの上からでも塗布することができます。
さわやかなグリーンティーの香りが薬を塗っている感覚を少なくしてくれることも嬉しいポイントです。
イハダ アクネキュアクリームの公式サイトを見る
ロート製薬 メンソレータムアクネス ニキビ治療薬
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1100円 |
容量 | 18g |
代表的な成分 | イオウ、レゾルシン、グリチルレチン酸、トコフェロール酢酸エステル |
角質軟化・皮脂吸収成分のイオウが角質を柔らかくしてニキビの頭を開き、殺菌有効成分のレゾルシンニキビの原因菌であるアクネ菌を積極的に殺菌、グリチルリチン酸がニキビの腫れ赤みを鎮めます。
更にトコフェロール酢酸エステルが血行を改善、ニキビが早く治まるのをサポートし、炎症が起きている状態の赤ニキビを効果的に改善してくれることが特徴です。
伸びが良いクリームタイプで肌に塗っても目立ちにくいことも嬉しいポイントとなっています。
健康的な素肌と同じ弱酸性で、肌に負担をかけないニキビ治療に期待できます。
ロート製薬メンソレータムアクネス ニキビ治療薬の公式サイトを見る
クレアラシル ニキビ治療薬
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1109円 |
容量 | 18g |
代表的な成分 | イオウ、レゾルシン、グリチルリチン酸にカリウム、トコフェロール酢酸エステル |
のびやすく馴染みやすいクリームタイプの塗り薬です。白色タイプと肌色タイプの2種類があり、肌色タイプはより目立ちにくくなっています。
殺菌・消炎・皮脂吸収の3つの力で効率的にニキビを治療してくれます。
イオウ、レゾルシン、グリチルリチン酸にカリウム、トコフェロール酢酸エステル、4つの有効成分配合で思春期ニキビはもちろん、なかなか治らない大人ニキビにもしっかりアタックします。
同じシリーズの洗顔料やパウダーローションなども販売されているため、併せて使用することでより高い効果が期待できるでしょう。
佐藤製薬 エスカメル
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1026円 |
容量 | 15g |
代表的な成分 | イオウ、レゾルシン |
患部の殺菌力と角質溶解作用に優れたイオウとレゾルシンの2つの有効成分が、ニキビを早く良く治します。
ニキビに悪影響がある油分を一切配合せず、ベンナイト配合で皮脂の吸収をサポート。
炎症が起きている状態の赤ニキビや黄ニキビにもしっかり効くという口コミが多く、夜に塗ったら翌朝には炎症が緩和していると、非常に評判です。
クリームにしっかり色がついているため、化粧の上から塗ると目立ってしまう可能性があります。夜に使用すると良いでしょう。
佐藤製薬 エスカメルの公式サイトを見る
ビフナイト ニキビ治療薬
項目 | 内容 |
---|---|
分類 | 医薬部外品 |
価格 | 900円 |
容量 | 18g |
代表的な成分 | イオウ、フェノール |
べたつかずすっきりした使用感が特徴ですが、塗った部分が白くなるので朝ではなく夜に使うことをおすすめします。
寝ている間にニキビの皮脂を吸収し局所を乾かしてくれます。油分が含まれていないため、肌に負担がかからない基礎設計も嬉しいポイントです。
できてしまったニキビの改善はもちろん、ニキビ予防や日焼けによるシミ・そばかすの改善も期待できます。
思春期にできるニキビより大人ニキビへの効果の方が良く感じられるという口コミが多いため、大人ニキビに悩む人におすすめの塗り薬です。
ビフナイト ニキビ治療薬の公式サイトを見る
ニキビにおすすめの飲み薬3選
商品 | 分類 | 特徴 |
---|---|---|
清上防風湯 (せいじょうぼうふうとう) | 第2類医薬品 |
|
十味敗毒湯 (じゅうみはいどくとう) | 第2類医薬品 |
|
チョコラBBプラス | 第3類医薬品 |
|
ニキビを治したいときは患部に直接塗り薬を塗布する以外にも、内服薬を飲むというのも効果的です。
ニキビに効果的な内服薬として清上防風湯、十味敗毒湯、チョコラBBの3つが評判です。
それぞれの特徴として清上防風湯と十味敗毒湯は赤ニキビなどの炎症に効果的です。化膿しそうな黄ニキビ予備軍がある人は試してみましょう。
チョコラBBはニキビ予防に効果的で、肌荒れが気になる人はニキビの原因を改善することが期待できます。
ニキビができる前から対策をすることで重い症状を防ぐことができるので、習慣的に飲むことが大切です。
ニキビ跡におすすめの薬3選
商品 | 分類 | 特徴 |
---|---|---|
ハイチオールCホワイティア | 第3類医薬品 |
|
メラノCC | 美容補助食品 |
|
アットノン | 医薬部外品 |
|
ニキビ跡は肌のターンオーバーを促進し色素沈着や赤みを緩和することが大切です。そういった効果の高い飲み・塗り薬を使用して気になるニキビ跡の改善を目指しましょう。
飲み薬は体の内側からニキビ跡を改善し、修復に効果的な成分を効率的に摂ることができます。
特にハイチオールCホワイティアは肌のトーンがアップしツヤや輝きの増した透明感のある肌にしてくれます。
メラノ㏄は食べ物から吸収しにくく不足しがちなビタミンCを直接口から摂取することでニキビ跡の改善を促します。
塗り薬であればアットノンがおすすめ!しっとりしたテクスチャーのクリームが素早く肌に浸透することで、べたつかずに内側からニキビ跡を修復します。
どの薬もドラッグストアなどで購入可能なので、ニキビ跡が気になる人はぜひ試してみましょう。
自分に合ったニキビの薬を見つけるまでの流れ
- 自分のニキビに合った商品を購入
- 1~2カ月試してみる
- ニキビが治らない場合は別の商品を試すか、皮膚科の受診も検討する
自分に合ったニキビの薬を購入するには、まずニキビの状態を確認し、それに効果的な薬を購入することが大切です。
すぐに治らなくても1~2ヶ月試すとしっかり効果を感じることができるでしょう。
それ以上使用しても思うような効果を感じられなかった場合は、別の商品を試す、又は皮膚科の受診を検討することをおすすめします。
では薬を見つけるまでの流れをより詳しく見ていきます。
自分のニキビに合った商品を購入
成分を確認しどんなニキビに効果的なのかを知ったうえで、気になる商品や自分の目的に合うと思ったもの探します。
見つけたら、まずは商品を購入してみましょう。
1〜2ヶ月試してみる
数日で治るニキビもあるが、長ければ1〜2ヶ月かかるので毎日・1日数回しっかり使用しましょう。
すぐにニキビが改善しなくても長期的に繰り返し使うことで徐々に効果が見られるはずです。
ニキビが治らない場合は別の商品を試すか、皮膚科の受診も検討する
1~2ヶ月以上使用しても効果が出ない場合他の商品を試すのも手です。
しかし、どうしても治らない場合は皮膚科での治療をおすすめします。
合わない薬を使い続けて悪化してしまう、ニキビ跡になってしまうことを防ぐためにも早めに判断しましょう。
まとめ
ここまでニキビの状態に合わせた効果的な薬の成分や、具体的におすすめの商品をタイプ別に紹介してきました。ニキビは思春期にできやすいものですが、大人になってからできるニキビはなかなか治りにくく、状態に合わせた薬を選ぶことが早期改善への近道です。
ニキビに悩んでいる人は今回ご紹介した薬をさっそく試してみて、ニキビを撃退しましょう!